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目覚めの鍵は、白い光と圧倒的な光量

朝、なかなか起き上がれない。夜はスマートフォンが手放せず、眠りは浅いまま——。現代を生きる多くの人が、どこかで同じ悩みを抱えています。

Shizen Flow(シゼンフロー)は、その悩みに「自然な光と音」を使って目覚める光目覚まし時計。ここでは、この一台がどんな考えのもとにかたちづくられたのか、その背景にある光と眠りの話です。

朝に必要なのは、白い光

市場にある光目覚まし時計の多くが「暖色の光」で人を起こす仕様でした。暖色は、本来リラックスのための色。夜、心を落ち着けリラックスするときに使うべきものです。

朝、目を覚ますときに寄り添うべきなのは、太陽が昇った頃の光に近い、5,000〜6,000ケルビンの白い光。夜11時過ぎに眠り、朝6時、7時に起きる。そんな現代の暮らしのなかで、その時間帯の自然界の光は、決して暖色ではありません。太陽に近い白い光で目を覚ますこと。それは、理にかなった選択でした。

だからShizen Flowは、白色を選びました。

光の強さにも、こだわりを込めています。アラームと同時にいきなり最大出力で光れば、脳にも体にも負担がかかる。そこで、最大30分をかけて少しずつ明るくなるように設計しました。光源のすぐそばでは、1万2000ルクスを超える明るさ。夜明けを、部屋のなかにゆっくりと呼び込むように。

色よりも、光の「量」

私たちがものを見るために使っている細胞と、光を感じて体内時計に信号を送る細胞は、まったく別のもの。後者は「メラノプシン」と呼ばれる光受容体です。睡眠研究の第一人者である筑波大学の櫻井教授が指摘するように、私たちは視覚とはまったく別の場所で、無意識のうちに光をとらえています。

そして、体内時計にとって色以上に大切なのが「光量」、つまりルクスの大きさ。

人間の目は、とても優秀にできています。だから室内でも屋外でも、明るさにそれほど差を感じません。けれど実際の光の量は、まるで違う。曇り空の屋外でさえ数万ルクスに達するのに対し、室内の光はそのごく一部にすぎないのです。

目に光が入ると瞳孔が縮む「対光反射」。それと同じような仕組みで、体内時計は光をとらえています。この仕組みは、明るさを見分けられる幅——ダイナミックレンジがとても広い。一方で、映像として世界を映す視覚のほうは、その幅が狭く、明るくても暗くても自動で調整してしまう。だから私たちは、光量のまるで違う室内と屋外を、同じくらいの明るさだと錯覚してしまう。

朝、目覚めて寝室の電気をつける。目には十分に明るく映っても、体内時計のセンサーには、まだ夜のまま。

午前中、家やオフィスから一歩も出ない。現代人にはよくある一日です。けれど、太陽光ほどの圧倒的な光量を浴びなければ、体内時計はリセットされません。午前中に浴びる光は時計の針を前へ進め、日が沈んでから浴びる光は、針を後ろへずらしてしまう。夜は明るすぎて、午前中は暗すぎる。それが、現代の暮らし。

夜、明るい場所にいるとなかなか寝つけないのは、まさにこの体内時計がずれてしまった姿にほかなりません。朝は太陽のような強い光を。夜は、控えめな灯りを。Shizen Flowが白い光にこだわった理由は、この一点に尽きます。

「心地よい」が、いちばん確かなスイッチ

朝の光と同じくらい、Shizen Flowが心を砕いたのが、夜の時間です。

日本の部屋は、明るすぎる。そう言われる現実を胸に、夜に使う光は最大200ルクスまで抑えました。色味も、いくつものサンプルを実際に灯しては消し、灯しては消しを繰り返し、いちばん「ホッとする」と感じた暖色だけを選び抜いています。スライダーを指でなぞれば、明るさは直感のままに。真っ暗な部屋にも、眠りの前にふさわしい、やわらかな気配が生まれます。

眠りの支度において、就寝前の気分づくりは、思いのほか大きな意味を持ちます。睡眠にまつわる製品の多くは、突きつめれば「自分が心地よいと思えるかどうか」に行き着く。だとすれば、寝室を「本当にリラックスできる場所」に整えること。それこそが、眠りへの確かな鍵です。

心地よさは、光だけでは足りません。だからShizen Flowには、音を添えました。何を聞いて安らげるかは、人によってまるで違う。焚き火や雨といった自然の音から、ジャズのしらべまで、収められた音は全27種類。そのなかから、自分にとっていちばん落ち着く一つを見つけてもらえたら。そんな願いを込めています。

スマホを寝室から出す、という選択

 

最高の朝の光と、心安らぐ夜の空間。その二つを守るために、Shizen Flowにはもう一つ、揺るがない考えがあります。いかにして、スマートフォンを寝室から出すか。

現代人の多くは、スマホのアラームで朝を迎えています。Shizen Flowは、その役目を引き受ける一台。だからこそ、スマホアプリとの連携機能を、あえてすべて手放しました。

利便性だけを考えれば、アプリはあったほうがいい。それでも、寝室にスマホを持ち込む理由そのものをなくすこと。その目的を何より優先して、思い切って削ぎ落としました。27種類の音を本体だけで完結させたのも、音楽アプリに頼らずに済むための工夫です。

眠る場所に、スマホを持ち込まない。それは、睡眠環境にとって、何より大きな一歩。


光の質。音の一つひとつ。アプリに頼らない設計。どれ一つ妥協しなかった先に、Shizen Flowはあります。

現代の日本人が抱える、眠りの悩み。そこに静かに寄り添いながら、人が本来持っているリズムを、少しずつ取り戻していく。

夜が更け、そして朝が来る。その当たり前のめぐりを、もう一度、心地よいものへ。

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